食物繊維(Dietary fiber)
ごぼうやりんご等の食品に多く含まれている食物繊維は、腸内環境を整える事で、便秘改善だけでなく、糖尿病やがんの予防に期待がかかる、様々な分野から脚光を浴びている栄養素です。当サイトでしっかり、学びましょう。
食物繊維の魅力は便秘改善だけじゃない!
皆さんは、食物繊維と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか。
多くの方が、「便通が良くなる。」とお答えするのではないでしょうか。
もちろん、便通が良くなる効果は、ダイエットにも繋がる魅力的な効果の一つです。
ですが、食物繊維には、もっとたくさんの効果を期待する事が出来るのです。
当サイトは、そんな食物繊維について、効果や摂り方などを分かりやすく解説していますので、是非参考にして下さい。
食物繊維の種類。
食物繊維は、多数の種類がありますが、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維に大別する事が出来ます。。
水溶性食物繊維
粘性があり、保水性が高いのが特徴です。糖分の吸収を遅らせ、食後血糖値の上昇を抑制する事で糖尿病を予防する等の効果が期待出来ます。
不溶性食物繊維
水分を吸着保持し、腸内の老廃物や有害物質をたわしで掃除するかのように体外に排出する働きで、便の容積を増して便秘改善等の効果を期待する事が出来ます。
効果や効能。
下記に、代表的な食物繊維の効能を紹介しますので、ご確認下さい。
便秘を改善します。
便秘の原因の一つに、腸内で便が硬くなり、排泄しずらくなる事が一要因です。
食物繊維の高い保水力で、便と水分をまじえながら便のやわらかさを保ちます。
又、便はかさが増やしたり、腸壁を刺激して腸のぜん動運動を活発化させる事で、便秘を改善する事がいわれています。
糖尿病を予防します。
強力な粘性で、ブドウ糖が吸収される速度を緩慢にさせる働きがあり、食後の急激な血糖値の上昇を防ぎます。
糖尿病は、血糖を代謝する為のホルモンであるインスリンが不足する事で起こる病気ですが、血糖の上昇を緩やかにする事が出来れば、インスリン不足を招くリスクを下げる事が出来ます。
有害金属を排泄します。
不溶性食物繊維は、大腸内でたわしのように、様々な有害物質をかきだします。
具体的には、水銀やカドミウム、発がん性物質であるダイオキシンなどの有害物質を吸着し、一緒に排泄する働きに期待する事が出来ます。
さらに詳しくは、こちらの効果や効能をご確認お願いします。
食物繊維を多く含む食品。
不溶性食物繊維には、ごぼうやたけのこ等の野菜類や、さつまいも等のいも類、又は豆類や穀類などの食品に多く含まれています。
水溶性食物繊維については、りんごやいちご等の果物類や、こんぶやわかめ等の海藻類等の食品に多く含まれています。
現代日本人は食物繊維が不足している。
昔の日本人は、玄米や野菜、海草といった食物繊維が豊富な食品を良く食べていましたが、現代は、食生活が欧米化しており、食物繊維の摂取量が不足傾向にあります。
この為、積極的に和食を取り入れる等で、普段から意識して摂取する必要があります。
多くの糖尿病予備軍がいる日本人は、ますます食物繊維は重要になるでしょう。